共著『鳥たちのふしぎ・不思議』(加藤幸子、島田璃里、浜田剛爾、樋口広芳)

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特徴的な生態を持つ鳥として有名なのはカッコウだと思うが、この本では基本的な鳥の知識から、かなり示唆的な鳥の生態まで読むことができる。

 

たとえば、

群れになる小鳥はだいたい種子食。
単独でいる小鳥はだいたい昆虫食。

これは人間にも共通しているのではないだろうか。

 

穀物食をしている人間と、たんぱく質をメインとする食事をする人間。

 

そう考えると、「糖質制限」という食事療法は、「群れる」という性質を人間から取り払い、「単独でいる」性質を備える人間を多く生んでしまうのではないか。

 

結果、共同体はどう変わっていくのだろう。

 

たんぱく質を豊富に摂取している人種は、穀物食(=コメ食)をメインとしている日本人よりも集団戦術が取れないというのはスポーツの世界でもよく言われている。

 

体形で劣る日本人がチーム戦術で優勝・あるいは上位入賞する、というストーリーを私たちはよく見てきていないか。

 

糖質制限がメジャーとなってあと十数年たったら、日本人の体形は向上し、その代わりにチーム戦術が苦手となっていくのかもしれない。

 

小鳥は生物だ。

 

鳥類と哺乳類の違いはあるといえど、私たちも社会的生物であることは変わりない。

 

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