レナード・ムロディナウ『たまたま』
5番目にnが来る6文字の英単語と、ingで終わる6文字の英単語では、どちらの数が多いと思うだろうか?
これは「可用性バイアス」の考え方を説明するときに使われている例。
答えは同じなのに、私たちは「ingで終わる6文字の英単語」のほうが多いと感じがち。
このことから、私たちは自分の過去の素晴らしい記憶に保証のない重要性を授けてしまう、それが可用性バイアス。
そんな感じで身近な例から概念を説明してくれる本なのですが、これは理系思考が苦手な人にも受け入れやすい本だと思います。
3つドアがある。そのうち、あなたは2つのドアを開けることができる。その中の1つのドアを開けると、車がある。そのドアを開ければ車がもらえるが、残りの2つを開けたら車はもらえない。
あなたは2つ、開けるドアを心の中で決める。
1つのドアを開ける。中にいたのは鳥。
残りのドアは2つ。
最初に選ぼうとしていたドアを、あなたは変える?変えない?
変えて当たる確率の方が上がるんです。
知りたい人はぜひ。